範囲を広げる
今、住宅を巡るトレンドの1つとして「二拠点住居」というものが広がっています。
これは住宅を1つだけ持つのではなく、2つ持つことによって生活の範囲を広げるというものです。
それでは、2つの拠点を持つことによって、どのようなメリットが考えられるのでしょうか。
まずは「都会」の生活を離れることが出来るという点です。
都会は便利な場所であり、普段の生活をする上ではやはり暮らしやすい場所であることは間違いありません。
しかし、やはりどこかせせこましく、心が疲れてしまいやすい場所でもあります。
その為、休みの間は都会から離れ、地方のもう1つの拠点で過ごす、ということによって「精神のケア」をすることができると言われています。
また、これによって都会では行いにくいようなことを行うこともできます。
地方は比較的土地に余裕があるため、庭を持つことも難しくなく、菜園を作ったり、アトリエをつくったり、音楽演奏のための空間をつくったり、と自分なりの方法を考えて活用することができます。
いざという時にも役立つ
また、復数の拠点を持っていることは、「万が一の事態」が発生したときにも役立ちます。
大きな災害があって主たる拠点が利用できなくなった時にも、もう1つの拠点があればそちらでとりあえず生活をすることができるようになります。
このようにセーフティーネットを自分で広げることができるのが特徴です。
さらに「人付き合い」を拡大することができるのも魅力の1つです。
都会は人が多いものの、人付き合いが希薄であるとよく言われます。
この弱点を埋めるためにも、もう1つの拠点は活用することができるでしょう。
自分なりの使い方を考えることが、2つの拠点を活用するために重要なポイントとなります。