内装も変化している
住宅について考える時、重要なポイントの1つとなるのが「間取り」です。
同じ広さの住宅でも、何処にどのようなものを配置するのかによって印象は大きく変わることになります。
そんな間取りについても、トレンドによって一定の変化を起こしていることをご存知でしょうか。
そこでここでは、マンションの間取りに見られる「トレンドの変化」について紹介します。
まずは「クローゼット」の変化についてです。
昨今ではマンションにおける収納力を高めることが注目されており、通常のクローゼットよりも「ウォークインクローゼット」が採用される率が高くなっています。
2010年には67%前後だった採用率が2015年には92%に向上しており、ほとんどのマンションにウォークインクローゼットが設置されていることが分かります。
より多くの洋服などを収納しておくことが出来るようになりました。
次に「キッチン」の変化についてです。
これは数年前からの傾向ではありましたが、「独立」しているキッチンがあまり採用されないようになってきました。
いわゆる「ダイニングキッチン」型が多くなっており、独立キッチン間取りの住宅は大幅に減少を見せています。
和室は消える?
そして特に大きな変化と言えるのが「和室」の採用率です。
一戸建てにおいてはまだまだ多い和室ですが、マンションにおいては和室の採用率が大幅に減少しています。
2010年には13%ほど残っていた採用率が、2015年には1%とほぼ消滅していると言っても過言ではありません。
その為、和室が欲しいと考えている人は、マンション探しに苦労することになるでしょう。
そんな和室人気低迷の理由の1つは「手入れ」の大変さです。
多湿である場所では、どうしてもカビなどが発生しやすく手入れが必要になってしまいます。
不動産情報を細かくチェックすることで、最新の間取りのトレンドを把握することができます。
流行遅れの物件だと安くなったり、逆に流行の物件は人気ですぐ埋まったりしますので、興味のある方はチェックしてみてください。